コラム

Vol.1 Repair of furniture | 家具の修理について

私達が取り扱いを行っている北欧家具は1950〜1960年代の物が中心です。全ての家具は50年以上前に生産されました。
北欧へ買い付けに行き始めてから10年以上たちましたが、以前に比べ現地で見つかる家具の状態は良くありません。
ほとんどの家具が丁寧に時間をかけ修理を行う必要があります。

MICHIO OKAMOTO WAREHOUSEでは経験豊富な職人が専門的な修理技術をもとに
ひとつひとつ丁寧に時間をかけて修理を行っています。
これからまた50年以上使える様に、状態良好に美しく蘇ったベストコンディションの家具のみ販売しています。

修理の仕方は生産当時からの伝統的な手法で行っています。
今回は以下のライティングビューローの修理行程を追いながら、家具の修理についてご説明させて頂きます。

修理に置いて私達がまず始めに行う事は、家具の構造体の確認・修正です。
少しでもぐらつきがある家具は、解体し原因をつきとめ修正します。
原因が糊の劣化の場合は、劣化した糊を全て取り除き新しい糊を使用し家具を組み立て直します。
木のすり減り・かけ等が原因の場合は、新しく木材をつけたし、元の状態に成形後、組み立て直します。
その他、取手・脚等の破損も新しく木材をつけたし、元の状態に成形したり、作り直します。

家具の構造体の修正後は、家具の染み・汚れ・傷の取り除き作業を行います。
薬品(剥離材)を使用し、染み・汚れのついた塗装膜を取り除きます。
その後、サンディング(木部を削る作業)を行い傷を取り除きます。
生産当時の染み・汚れ・傷の無い美しい木肌の状態に戻します。

今回のライティングビューローには、天板とビューロー部分に大きな染み、
引き出し部分には目立った傷・汚れがありました。(※上 画像参照)
その為、剥離・サンディングを行い、染み・汚れ・傷を取り除く作業を行っています。(※下 画像参照)

この時点で、キズやシミ等を取り除き終えます。

染み・汚れ・傷の無い美しい木肌を作成後、家具全体の塗装作業を行います。
家具の塗装では、お客様のご希望に合わせた塗装内容・仕上がりの色合い・艶の調節を行っています。
伝統的な手法の手塗りに拘り、ひとつひとつ丁寧に塗装しています。

今回の塗装内容は、オリジナルに合わせ伝統的なオイルフィニッシュを採用しています。
他の塗料に比べ塗装膜を作らないので、木本来の持つ風合や肌ざわりを損なわないナチュラルな仕上りです。

以下の画像は修理完了後の物です。
天板とビューロー部分にあった大きな染みや引き出し部分の目立った傷・汚れはなくなりました。
状態良好に美しく蘇りました。(※下 画像参照)
末永く使用出来るベストコンディションの家具を是非お試し下さい。